岩手県と中心に北東北、宮城県のほぼ全ての介護施設とお付き合いさせていただいているサンメディカル
人手不足・コスト対策・介護の質向上・スタッフの多忙さ…
介護現場のお悩みや問題解決の一手として「介護のスマートルーム」の提供を始めました
スマートルームとは?
スマートスピーカーを用いて家電を繋ぎ、音声でオンオフができるようにするシステムです。
テレビを見たいと思ったらテレビをつけたり、
心地よい温度にエアコンを調整したり
ご自分で操作が出来なくなって来た方でも、発語ができれば音声でそういった操作ができます。
あとは介護施設を運営している方ですね。
本当に質のいい介護をするために、もっと人手をかけなくてはいけない仕事がある
ならば、そうではないところにAI機器を使って対応していきたい
そういう施設の方にも是非紹介したいです。
スマートルームが生まれた背景。介護現場のジレンマとは?
施設経営者様や管理者様とお話すると、やっぱり人手不足の悩みは非常に多いです。
どこに人手をかけるか
人手じゃなくてもいいことは何か
そういう業務の仕分けをすることで、人手不足の緩和につながる
一つの解決策としてスマートルームがあるのかな、と思っています。
福祉業界は求人に手を挙げてくださる方が少なく、
本当に人員の確保というのが、大きな問題になっています。
海外人材の活用も進んでいますが、コストや時間の問題があります。
外国人の方も非常に優秀な方が入ってくるものの、適合するまでに時間がかかったり、求人問題の解決に至らないのが現状です。
スタッフ不足の現場の声。
スタッフを確保できず、夜勤者がいないというお話は聞きます。
経営者の方自ら、あたかも自宅のように毎日毎日泊まり込み、夜勤をしておられたのを目にしたこともあります。
夜勤帯ですと派遣さんをいれるにしても
夜勤手当という形でコストも膨らんでしまいます。
そこで事業者自らが夜勤をするという結論にたどり着いたと思うんですけど…。
スタッフの雇用とコストの構造問題
施設を経営しておられると、入居できる人の数は限られています。
入居費によって収入が決まりますし、
入居費以外に介護保険の他のサービス事業をしていても定員や人員が決まっていて、提供できるサービス時間も限られています。
すべて収益・収入に関しては上限があるわけですよね。
時給やお給料を上げれば人は確保できるのかもしれませんが、収入が決まっているのでそれも難しいのかな、と。
介護スタッフの業務の実際
-利用者の生活援助でナースコール対応が結構あると聞きましたが?
そうですね。
例えばエアコンの温度調整や、テレビや電気のオンオフ、カーテンを開けてほしいなどです。
ご利用者様にとっては緊急で大切なことだけれど、一般的にみると生命健康にかかわることではありません。
その対応で、別のやらなければいけない現場から離れてしまう。
呼び出しが人手をかけなくても解決するのであれば、その方が良いと思うんですね
-その他に介護スタッフさんは部屋ごとの部屋の温湿度調整もしていると伺いました
一般家庭で、エアコンをつけずに熱中症でお亡くなりになることがありますよね。
施設でもまったくその可能性が0ではないので、室温の調整のためにお部屋に行かなくてはなりません。
冬季になって感染症が流行ってきますと、湿度が保たれているのか確認しにいかなくてはいけない。
そういうことも細かい業務としてあります。
-そういう誰でもできる仕事であっても、動けるのが介護スタッフしかいない
ただでさえ少ないスタッフが専門性の少ない作業に時間をとられてしまうのは、惜しいことですね。
そうですね。
介護スタッフの仕事というと、身体的な介護、例えば服の着脱のお手伝いやおむつの交換をイメージしがちですが、
実はそれ以外の生活する上での細かいお手伝いをしなくてはいけない。
そこで結構時間を取られてる、というのが詳しく話を聞いて分かってきた部分です。
-こういったご利用者様の生活の自立支援
「人に頼まず自分で出来る」ということは、介護保険の基本理念に関わる点だと伺いました。
介護保険の基本理念に「自立の促進」「介護の軽減」といった部分もあります。
しかし介護保険というワードを抜きにしても、私たちが生活する上ですごく大事な部分だと思っているんですね
私たちの会社の基本理念が、尊厳ある介護の支援をするという形なんですが、そことも深く結びついています。
ご利用者様の多くは
「可能な限り自分の意志通りに自分の力で動きたい」
「あまり人の手を煩わせたくない」と思っているんですね。
思った時にテレビを見るとか、トイレに行くとか、それってすごく尊厳という部分に紐づいていると思うんです。
そういう部分でスマートルームがお手伝いができればな、と思ってやらせていただいています。
人に頼むのも、1回2回ならいいかもしれませんがそれが日常だと
「もうカーテン開けなくていいや」とか
「もうずっと横になっていよう」という低い活動性の生活になってしまうのかな、と。
それでどんどん気持ちも身体能力も下がっていく。
それで重度化していくと、ますます介護職員さんの手をかけることに最終的になるのかな、と思っています。
極力、自分で生活できるという喜びと活動性を引き出せるような支援をしたいですね。
施設運営をしてらっしゃる経営者は、入居者様に質のいい生活を送ってほしいし、そういうサービスを提供したいと思っていることが大半です。
しかし実際問題、優秀なスタッフを雇うことが難しく、元々の人材不足もあります。
コスト的な部分でなかなか見合うものを出せなくて、雇用できない。という部分もあるかと思うんですけど…。
うまく細分化をして、
人手をかけるところとAIに任せられる部分を分ける
それが、少しでも質の良い生活の支援に役に立つのかなと思っていて。
そういう部分の情報提供と実際のサービスの提供をさせていただければと思っています。
スマートルームが解決する問題
すべての問題が解決できるとは思っていませんが
入居者様は自立した尊厳ある生活が送りやすくなるのかな、と。
施設運営する方にとっては、入居者が自分自身で生活のことをやることで、職員さんに余裕が出てきます。
人手をかけてやらなくてはいけない部分に集中して業務ができると、
結果介護の質の向上につながってくる、それがどんどん大きな波になっていって、人も集まるようになってきて、経営としてうまくいくようになるのかな、と感じています。
いわゆるスマート家電や、家電量販店との違いは?
ご自身でやれる方は、スマートスピーカーを手に入れてご自身でやることも出来るのかなと思います。
しかし、私たちの方で持っている介護に特化したノウハウや経験によって、
こういうものも繋げられるというアドバイスも加えつつ、
その施設さんにあったスマートルームのご提案をできると思っています。
介護用品福祉用具の話だけではなく、
現場の話、スタッフさんの負担やご利用者様の不満もひっくるめて理解している、サンメディカルだからこそ構築できる価値のあるシステム。
動画や説明では、なかなか感覚としてつかめない方も多いと思います。
一度ぜひ実際にお話をさせていただきながら、一緒に課題解決をさせていただきながら
実物を見て頂いて導入のご検討を頂ければと思います。
ぜひご相談、ご連絡をお待ちしております。